Top Page > ハッタリ超不定期通信 >芸術とビジネス/芸術と社会
芸術とは何か?/理想と現実
社会の中で芸術(芸術家)とはどのような位置にあり、どうあるべきか? PageA



Page:     


収入源を自分の力で見つける・考える、それが起業です。

その感覚を持たずして、芸術でプロなどあり得ません。


となると、魂を込めて作った芸術作品や、積み上げてきた様々な特殊技術、

これらが、ただ、「あるだけ」では、

当然プロにはなれないし、飢え死にすることになってしまいます。


しかし、芸術をやる人間ほど、真面目で、熱くて、純粋で、夢一杯なものです。


しかし、なんらかの高い理想・膨らむ夢たち、それは
この無情な壁によって、大半が崩れ落ちる可能性は大です。


だから、プロを目指す場合は、
芸術とビジネスは、

切っても切り離せない関係となります。


さて、では、芸術というものをビジネスに繋げる事ができなければ飢え死にして終わるという事で、何かビジネスに繋げる事を考えなくてはいけません。


しかし、その前に、、、

別に芸術をビジネスに繋げなくても、片手間に芸術をやればいいのでは?収入の大半を給料をアテにしてなんとか…。

そう思うでしょう。

それは一応可能ですが、
不可能です。


芸術をそんな感覚で思っている時点で芸術方面なんて目指さないほうが身の為です。
目指しているもののスケールにもよるとは思いますが。
 できる限り、芸術でプロ志向とかいっているのであれば、自分で稼ぐ(収入源を考える)という事に対して必死になるべきです。
それがたとえ零細企業以下のレベルであっても。普通の人に笑われる程度の金額であっても。そんなことで笑うような「本当の意味での世間知らず」の人よりかは、芸術家の方が数倍既に勝っています。逆に笑ってやりましょう。
 精神的な問題ですね。

それが必ず未来に繋がると信じてやるしかありません。


その努力が無駄にはならないはずです。



少々考え方を畳み掛ける形で話を進めてしまっていますが(笑)、

とりあえず、必死にもがいてみよう!

ってことで(笑)、

芸術家が自分で収入源を得ようとして考えられるビジネスに繋がりそうな「商品」を軽く挙げてみましょう。


・ライブのチケット
・デモテープ
・CD(CD−R)



最初のへんは、まぁこれが頭に浮かぶ事でしょう。


しかし!!!


問題が多数あります。

まず、ライブ活動・コンサートなどをして人を集めてチケットを売ろうとする場合。


これの現実をご存知ですか?

これを収入源にするなど、
まったく、
冗談じゃありません


ライブハウスにもよるとは思いますが、

まず、ライブハウスにバンドで出演するとします。

ライブハウスに電話なりメールなりナンなりで問い合わせをすれば、
別に、主演する事は、なんら難しい事ではありません。


問題なのは、お金の流れです。


チケットはライブハウスから発行されます。
そのチケットをバンドが買う形になります。
ハウスによればノルマも発生します。
ノルマが達成できなければ(客をある一定数以上呼べなければ)、
自分たちが積み上げてきたものをステージで演奏しているのに、
自分たちにお金が入るどころか、ドンドンお金が飛んでいきます。


そして集客問題

チケットを発行し、チケット代の大半か半分程度のパーセンテージをライブハウスが吸い上げるのですが、

集客をするのはバンドです。

ライブハウスが集客に努めたりはしません(ハウスによるかもしれませんが)。


なんとか客が呼べたとします。

客はチケット代(1,000円〜3,000円程度)とドリンク代(500円〜ドリンクフードなら1,000円なんてのもあり)というモノを強制的に払わされます。

客が店内で使ったお金(ドリンク代)は、100%ライブハウス側の収益になります。

客を呼んだのはバンドです。

しかしチケット売り上げがバンドに回るのは半分か半分以下です。

バンドは当然、場所代なども含めた、機材費・照明費などのブラックボックス的キャッシュを別途払っています。
 だからといって、照明が素晴らしい・機材メンテナンスは万全ではない所が多々あります。

話になりません(笑)


当然、ライブハウスも一種の会社のようなものですから、当然、営利組織であります。

それに対してはバンドがどうであるか、といえば、いわば、ボランティア、いや、ボランティア以下の組織でしかないという事が解ります。


営利組織を相手に、ボランティア以下組織が首を突っ込んでいて道が開けると思いますか?(笑)

世の中とはどういうものか、が、これだけでも解る気がします。

参考までに、

芸術と経営
芸術と経営
という本に、芸術と経営について、その実態やその歴史などについて色々な事が書かれています。



バンドが何故ボランティア以下かというと、

別に営利を目的としない団体でも社会的に貢献することは可能です。

それが、NPO(非営利組織)です。法人格を持とうと思えば持てます。

政府機関や病院、演劇団などはそれにあたります。ボランティアも当然、
非営利組織として経営・存続させている団体です。

 私が所属しているバンドが法人格が持てるようになるために申請したりしたことも当然ないですが(笑)、まぁ無理でしょう(笑)。
 もしNPO法人格を持てたところで、病院ですらドンドン潰れていく世の中ですから、バンドなんざ話になりません。
 ちなみにNPOで法人格を持つと、ちゃっかり各種の税金を胴元に吸い取られる上、何年かで300万円の収益を上げなければなりません。
って非営利じゃないのかー!?(笑)


やはり、自分の道は自分で切り開いていくしかなさそうであることが解ってくるわけです。

だから、営利目的の起業家として、何か、何かを始めなければなりません。


しかし、それが迷走の始まりなのです・・・(笑)

次へ→




Page:     
←ハッタリ超不定期通信コンテンツへ

←Top Page

































































































































著作権について…このサイトで配信している音源、画像、文章などの著作権は、 全て管理人にあります。無断転載などはご遠慮願います。
Copyright (C) 2007- TAKAYA, All rights reserved.